柱と梁・・・建築物にとって柱と梁は必要不可欠のものです。柱と梁の違いを簡単に説明しておきますと、柱とは、地面に対して垂直に立っている材のことをいいます。柱の呼び名も様々です。
柱の材料は、古くは木材や石材、竹材などが使われていましたが、現在は鋼材やコンクリート、鉄筋コンクリート製のものも使われています。柱の一番の役割は、梁・桁・胴差などを支えること。鉛直荷重を土台や基礎に伝えて水平な力にも抵抗する役割を果たしています。
※桁とは…建物の柱の上に横に渡して垂木を受ける材木
※胴差とは…通し柱をつなぎ建物の胴体を固め、二階の床梁を支える横材木
梁とは、地面に対して平行に横たわっており 屋根や床などの荷重を柱に伝える材のことをいいます。梁の種類を何個か紹介しておきますと、
梁の一番の役割は、地震などの災害から建物の倒壊を防ぐために 建物の主要構造部分の屋根や柱を支えることです。木造建築物など、特にいわゆる古民家においては、柱と梁の素晴らしさがその家の価値をも物語ってしまうほどです。ではマンションにおいてはどうでしょう?現在の日本の住宅では、梁や柱の評価を見てみると・・・ 「部屋を狭く見せる」 「鬱陶しい」など と散々です。
当然無くすことなどできないのですから、設計は色々頭を捻ります。
などなど。
まず、1. ボイドスラブ工法ですが、ボイドスラブ工法の最大特徴は小梁をなくすこと。天井面が開放的で美しいレイアウトを可能にします。
引用上のイラストは株式会社アーネストワン様販売のサンクレイドルひばりが丘HPより
次に、2. アウトポール工法ですが、柱や梁などのフレームを室外に出すマンションの建築工法です。室内がかなりすっきりして有効的に使えますよね。
今はまだ割高のようですが、勉強熱心な技術マンのことですから 将来はコストも抑えられ、これが普通のマンション仕様になるのでしょう。もうなってますかね・笑。確かにすっきりして広い空間を提供するのですが…どうもしっくりこない私です。ものは考えようです。地震の多い日本では家具の転倒防止に心しなければなりません。特注の家具でなければ丁度梁下にスッポリはいります。決して倒れてはきません。柱だって狭いからこそ、ちょっとした目隠しにもなります。だから皆さんご一緒に…
I LOVE 柱!! WE LOVE 梁!!
日本に住むなら柱と梁を愛すべし!ですかね。マンションは仕方ないかなぁ~笑。て、ちょっと横道にそれますが・・・・ 柱は英語でPillar、梁は英語でBeamsです。メモメモ!
【納品実績】
リクルート情報誌、国立施設、広告代理店、建築設計事務所、大手デベロッパー、不動産仲介・管理会社…etc 850社超
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