皆既月食の観測を楽しみました

秋晴れが続く心地よい季節になりました。

先日、11月8日(火)の夜のことですが、
日本全国で皆既月食観測のチャンスがありましたね。

皆さんはご覧になりましたか?

私は18時過ぎから近くの海辺まで散歩しながらスマフォを持って観察してみました。
あまり上手には撮影できませんでしたが・・・

月食とは?
皆既月食は、太陽と月の間に地球があり、月が地球の影に完全に隠されることによって起こる現象です。日食も月食も太陽、地球、月の3つの天体の位置関係が重要となります。

太陽と地球の間に月が入り、太陽、月、地球の順に並んだ時に起こるのが日食。
地球から見た太陽は、月によって部分的または全て隠されてしまいます。

一方、太陽と月の間に地球が入り、太陽、地球、月という順番になると月食がおこります。
太陽の光を受けてできた地球の影に、月がすっぽりと入ることで月が欠けたように見えるのです。

この日食・月食が気になったので、
じゃあ実際のところどれくらいの割合で発生しているのか、少し調べてみました。

日本だけでなく地球全体で起こる日食と月食の回数を比較(2021年5月19日時点)すると、
2050年までに日食は74回起きるのに対し、月食は49回(半影月食は除く)。

つまり、発生回数は月食の方が少ないという結果でした。

ですが、肌感覚では日食の方が少ないような気がしませんか?
だって日食のときは日中暗くなるという分かりやすい影響が出ますよね。

これには観測できるエリアの広さが関係しているようです。

まず、月食は観測できるエリアが広いです。
月が昇っているエリアであればどこでも観測することが可能です。

これに対して日食は、地球よりも小さな月の影になった部分でしか観測できません。
観測できるエリアは非常に限定的となります。

頻度よりも観測のしやすさが「何となく月食の方が多い気がする」という
思い込みに繋がっていたようです。

世紀の天体ショーは見逃さないようにしたいですね。

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