ガバメントクラウドファンディングという言葉をご存知ですか。
GCFと略され、ふるさと納税の寄付金を、 自治体が提案するさまざまなプロジェクトへ寄付できるというものです。既存のふるさと納税との大きな違いは、寄付者が応援したいと思ったプロジェクトへ ダイレクトに寄付できるという点です。これまでは福祉や教育といった大きな枠組みを選択して自治体への寄付が行われていました。もちろん自治体はその寄付金の使い道を公表してきましたが、しかし特定のプロジェクトに対して寄付する方法がこれまでのふるさと納税には不足していました。GCFはそれを可能にしたシステムの名称です。
これによって例えば
といった具体的な使い道を選ぶことが出来るようになりました。また、GCFでは目標金額と達成金額を明確にしているので 寄付状況が丸わかりです。プロジェクトの応援が達成金額というかたちで 目に見えるようになっていますから 日々目標に近づくさまを見ているのも楽しいですね。
さて、そんなGCFですが、 今回、愛知県のプロジェクトで非常に面白いものを発見したので 紹介したいと思います。 そのプロジェクトの名は
「宇宙機 開発プロジェクト!”誰もが行ける宇宙”を実現するために」
です。そうです、特別な人でなくとも宇宙へ行ける。そんなロマンあふれるプロジェクトを見つけてしまいました。
とても規模の大きな話に感じられるかもしれませんが これは愛知県碧南市がプロジェクトオーナーとなって 市内の企業への支援を行っているらしいのです。
その会社は、社員数は僅か数名ですが、「誰もが行ける宇宙」、「家族で行ける宇宙旅行」の実現を本気で目指しています。「宇宙は、政府やお金持ちのものではなく、そこへ行きたい人のもの」と明言し、彼らを支える多様なメンバーと共に、日々全力で、宇宙機の開発と、宇宙旅行の事業化に取り組んでいます。彼らが開発しているのは、これまでのロケットとは異なる、航空機のように翼をもったロケット、「宇宙飛行機(スペースプレーン)」です。空港から飛び立ち、宇宙へ到達、再び元の空港へ戻ってくる、新しいコンセプトの”宇宙への翼”です。
人口わずか7万人の小さな碧南市が、この小さな企業の大きな夢を支えていきます。 この夢の実現は、碧南市だけでなく、日本の未来に繋がるものと信じています。 「誰もが行ける宇宙」の実現に、皆さんの力を貸してください。
飛行プランは約90分を予定し、地球を周回するのではなく 宇宙へ飛び出した後、重力落下によって地球に戻ってくる 弾道飛行(サブオービタル)を行うというものです。
開発元のPDエアロスペース社によれば より多くの人間を宇宙へ届けるには 既存のロケット技術では不足しているらしいのです。
多くの人が、宇宙へ行けるようになるためには、従来のロケットではダメです。新しいコンセプトの乗り物が必要となります。PDエアロスペース社は、新しい”宇宙への翼”となる「宇宙飛行機(スペースプレーン)」を開発しています。「宇宙飛行機」は、従来のロケットとは異なり、航空機のように空港から離陸し、宇宙空間へ到達、また地球に戻ってきて、空港に着陸することができるものです。従来のロケットのように使い捨てではなく、航空機のように何度も使用します。
ちらほら専門用語が混じっていますが、ふるさと納税で宇宙へ行けるなんて なんだかワクワクしませんか。このプロジェクトは2023年の運航開始を目指して鋭意開発中で、現在は開発フェーズにあり、第一目標は「無人機」で高度100km達成ということです。
今回紹介したGCFは宇宙というスケールの大きなプロジェクトでした。そのため目標金額も他とは一線を画すものです。ですが、こんなにも面白いプロジェクトを見つけてしまうと 興味が湧いてきませんか?GCFは夢や目標への第一歩、そして現実の問題を解決するための 手掛かりになります。今後もGCFをはじめとした、ふるさと納税とクラウドファンディングの可能性について 皆さんに紹介できればと思います。興味を持った方は、是非ガバメントクラウドファンディングを調べてみてくださいね。
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