メルカリの本人確認が必要になってからの傾向

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メルカリは、スマホさえあれば手軽に手持ちのものを商品として販売できるようになる人気のアプリです。しかし、その手軽さの反面、一方では違法な取引に使われたり、アカウントを一人で複数取得したりといった違法行為もあります。 対応が急務となったメルカリでは、本人確認を徹底するようになりました。今回は、本人確認が必要になった理由、これまでとの違い、本人確認書類の提出方法、本人確認の対応の遅れでユーザーへの余波をまとめていきます。

 

 

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メルカリが本人確認義務化を開始

メルカリは、2017年11月14日に本人確認の義務化するルールを12月上旬から適用するように発表しました。

 

 

これまでに度重なる不正出品が増加してきており、安全な取引を行うために規約の変更を行うことに至ったわけですね。   本人確認に3点の情報が必要になります。 初回の出品においてこれらの登録が必ず必要となりました。

  • 住所
  • 生年月日
  • 氏名

売上金の振り込み先の銀行口座がこの本人情報と異なる場合には、振り込みができなくなる仕様にもなりました。考えてみれば、本人確認はあって当たり前の現代なのに、必須としていなかったことが不思議にも思えるのではないでしょうか?

 

本人確認が不要だった頃と違いは?

以前は、電話番号認証するだけでメルカリは使えていました。 裏を返せば、電話番号を認証さえすれば本人ではなくてもメルカリを利用できていたということになります。メルカリに違法な出品をしているケースも後を絶たないこともあり、さらにそれが犯罪やトラブルを引き起こすことになってしまうので、メルカリ側も本人確認を徹底するようになったと考えられます。ユーザーとしても、電話番号だけの確認で見ず知らずの方とメルカリが仲介した形で取引が行なわれるよりも、本人確認がしっかりと完了したユーザー同士で取引を円滑に行う方法がより安心感はあるでしょう。

 

本人確認をしないとできなくなること

住所・氏名・生年月日の登録をしないままだと本人確認ができないので、メルカリへの出品ができなくなります。それだけではなく、登録した本人確認情報と売上金の振り込み口座が一致していないとなりません。一致していない場合には、振り込みができなくなります。利便性を考えて家族名義の口座を指定した場合でも、ユーザー本人の口座に変更しなければなりません。また、結婚などで姓が変わった場合でも、新しい口座名義に変更する必要があります。

 

 

このように、様々な事情があったとしてもメルカリ事務局に認めてもらうということは基本的にはできなくなっているので、早い段階で本人名義の口座を振り込み先に変更しておくのが賢明です。  

 

本人確認が必要になった理由

メルカリで本人確認が必要になった理由は、いくつか考えられます。

  • 安心安全な取引を可能にする環境を整えるため
  • 盗品等の不正出品を防ぐため
  • 犯罪の捜査協力としてユーザー情報を提供できるようにするため

多くのユーザーは本人が規約に従ってメルカリを使っているので、わざわざ本人確認までする必要があるのかと思うかもしれませんが、それによってユーザーにより安心で安全な環境を整えることにも役立っているわけです。   本人確認書類の提出は、やはり慎重にならざるを得ないもので面倒だと感じる方も少なくないでしょうが、こうした目的も視野に入れると、確認を済ませてもらっておくのは早めに済ませておくだけで安心です。

 

本人確認書類の提出方法

では、本人確認書類にどのようなものが使えるのか見ていきましょう。住所や氏名・生年月日・種類発行元が確認できるものを準備しておきましょう。

  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード(顔写真付)
  • 各種健康保険証・共済組合会員証(カード型健康保険証)
  • 各種健康保険証(紙型健康保険証)
  • 各種年金手帳(厚生年金、国民年金、共済年金等)
  • 各種福祉手帳
  • 印鑑登録証明書

 

 

一般的に、使いやすいのは運転免許証や健康保険証ではないでしょうか?

 

本人確認書類提出時の注意

裏面・表面の撮影が必要であり、本人確認書類の全体が鮮明に写るように撮影しましょう。特に記号や番号、本人確認に必要な住所、氏名、生年月日ははっきりとわかるかどうか確認してください。

 

本人確認の対応遅れでユーザーへ余波

実際に、メルカリを利用している時に何らかの違反などで利用制限がかかることがあります。本人確認の書類を提出しているのに、メルカリ側の対応の遅れがあったことを多くのユーザーが指摘しているのも事実です。単に、本人確認が済むまでに時間がかかってしまうだけではなく、「メルカリから利用制限の通知が来て、本人確認書類の提出を求められた」「書類を提出しても対応してもらえず、売上金の申請期限に間に合わないかもしれない」といったユーザーの声が高まっている傾向があります。

本人確認書類の提出は、2017年に規約が変更になったのですが、全てのユーザーの確認がまだ進んでいるという段階だと思われます。メルカリ側でも、社内ルールで確認が必要と判断されたユーザーに対して書類の提出を求めているため、必ずしもそのユーザーが違反をしているとも限らないので、ユーザーにとってはわかりにくさがあるようです。

 

 

ユーザーの本人確認が完了するまで、ユーザーの売上金についてはメルカリが保管している状態です。 長期間にわたってユーザーの売上金をメルカリが保管しているのは、資金決済法に抵触する可能性もあるためそれらに該当しない方策を模索しているようです。   しかしながら、本人確認書類を提出しているのにいつまでも確認が完了しないため、振り込み申請期限を過ぎてしまい、売上金が失効したことに怒りを禁じえない状況の方もいます。

 

 

メルカリでは、こうした状況のユーザーについては、後から売上金の補填を行うという方針を明らかにしているので、まず、問題ないと思われます。

 

まとめ

メルカリは、安全や安心な取引を定着させるために本人確認書類の提出を義務化にしたわけですが、ユーザーへの不手際もあり、かなり不満を持っているユーザーもいます。本人確認が円滑に完了できるようにシステムを改善して行くことは、ユーザーも切望していることの一つです。これまでのメルカリは、ユーザーがどれだけメルカリの規約に沿った取引をしてくれるのかにゆだねられていた点もあるでしょう。一部の悪質なユーザーにより不正出品が行なわれていることに対して、本人確認書類の提出は急務だったと言わざるを得ません。これから、メルカリを始めたいと思っている方は、本人確認が必要であるということを知った上で検討してみてはいかがでしょうか?

 

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