皆さんは『Readyfor ふるさと納税』をご存知でしょうか。『Readyfor ふるさと納税』とは、財源不足に悩む地方自治体がプロジェクト実行者になり、資金を募るクラウドファンディングサイトです。
従来のふるさと納税と同様に返礼品が届きますが、こちらはより「応援」の意味合いが強いシステムとなっています。どういうことかというと、従来のふるさと納税では自治体への寄付金の使い道を、教育、福祉、子育て支援などから選ぶことが出来ましたが、その具体的な金額が見えないことが多々ありました。
それに対してReadyfor ふるさと納税は、具体的な使い道と金額が事前に明記されており、「●●というプロジェクトに○○円が必要」というように記載されます。そしてそれに対して寄付を行えるというわけです。これにより自分が応援したいプロジェクトや事業に対して、使い道が目に見える寄付をして「応援」できるようになりました。Readyfor ふるさと納税はそもそもがふるさと納税なので、寄付回数などに制限はなく、好きな自治体に寄付することが出来ます。なので自分が住んでいる自治体だけでなく、全国どこでも自由に「応援」することが出来るんですね。
また、すでに5,500件以上のプロジェクトのサポートをしているとのことですから、一層魅力的な納税先を見つけられるチャンスではないでしょうか。
今回は、Readyfor ふるさと納税を利用して開設された施設「.me」について紹介しましょう。「.me」とは、「チャットワーク」を提供するChatWork株式会社が開設する、ビジネスの拠点となるコワーキングスペースのことです。
業務用チャットサービスを手掛けるチャットワーク(神戸市)は17日、起業家育成とコミュニティ形成を行う「谷上プロジェクト」の拠点施設で開設の記念式典を開いた。式典で山本正喜最高技術責任者(CTO)は「谷上から日本、世界を変えていきたい」と神戸市のふるさと納税を活用した取り組みへの意気込みを語った。
(出典:日経電子版)
拠点とはいっても、オープンに開かれた場としての活用をしていくため、どなたでも幅広く使うことが出来ます。金額は以下の通りで、「.me」メンバーとして月額20,000円、またはドロップイン(非会員)として利用することが出来ます。ドロップインの場合はワンドリンク制となり1杯500円で利用できます。室内はミーティングスペースやフリースペースに加え、プロジェクターも2機備え付けられていますので、資料を使った打ち合わせにも対応します。
今後「.me」のようにReadyfor ふるさと納税を利用した、モノだけでなく、人やプロジェクトに共感するという新しいふるさと納税のかたちが広がりを見せてくれるのでしょうか。楽しみにしたいですね。
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